今回は巧遅拙速(こうちせっそく)です。
どんなに上手にやっても、間に合わなければ意味が無い、遅すぎるより、速くやったほうがいい。ということです。
キチンとやっちゃダメってことでは無いでしょ?
そうです、この言葉は兵法書の「孫子(そんし)」に出ています。
戦争の準備はどんなにキチンとやっても、戦争が長引いたら、お金はかかるし、ロクな事ないぞ、って書いています。
え!それだと、遅いより速い方がいい、って書いてないよね。
気づいちゃいましたか、そうなんですよね。でも、そうやって広がっちゃたんですよね。漢字だけでそうなっちゃったんですね。
正直、ただ単に速い方がいい、っておかしいでしょ。ていねいさも大切でしょ。
どんなにきちんとやっても、戦争はムダだって、意味の方が有意義な気がするけど。
そうですよねぇ。
出典は「孫子」でした。