今回は桂林一枝(けいりんのいっし)です。
自分自身の成果を謙遜して言う言葉です。転じて高潔な人物を意味します。
試験に受かったお役人が「桂林一枝(けいりんのいっし)、昆山片玉(こんざんへんぎょく)」自分が試験に合格したのは、桂林の一枝、崑崙山(こんろんさん)の玉のかけらを得たに過ぎません。と謙遜した言葉です。
ちょっと、謙遜しすぎじゃないの?イヤミじゃない?
まだまだこんなもんじゃないぞ!こんなの大したこと無い!と言う意味で使うこともありますが、元々は謙遜した言葉です。
この質問をしたのは皇帝ですからね。
そりゃあ、こんな小役人になっても仕方ない、じゃなくて、自分なんてまだまだです、ってことだね。命が惜しいよ。
ただ、現在では、こんなもんじゃ終わらないぞ!的な意味でも使います。
まあ、人間には謙虚さも必要ですよね。
出典は「晋書」でした。