今回は毛挙細故(もうきょさいこ)です。
細かい所まで数え上げること、重要でない細かい所をわざわざ取り上げること。
前者と後者の全然意味が違うんじゃない!!
毛挙(もうきょ)と言う言葉が「漢書・刑法志」の様な古い本で取り上げられた時は、重要でない細かい所をわざわざ取り上げる、と言う意味で使われていたのですが、後に、細かい所まで取り上げる、と言うような意味に変わったのです。
えー!変えちゃダメじゃん。
平家物語では「毛挙(もうきょ)」は、細かい所まで数え上げるような意味で使われています。
えー、じゃあ、そっちでいいか。
他人が使ったときは柔軟に受け取って、自分は使わなきゃ良いんじゃないですか。
お、それ無難。
出典は判りませんが「毛挙(もうきょ)」の出典は「漢書・刑法志」でした。