今回は一挙一動(いっきょいちどう)です。
わずかな動作、ひとつひとつの動作、のこと。
一挙一動(いっきょいちどう)に、いちいち注意しやがって、みたいな感じかな。
元の言葉もそんな意味で使われています。中国の宋の時代の皇帝、徽宗(きそう)が言った言葉です。
古典文学「水滸伝」で有名な、ダメ皇帝、徽宗だね。実在するんだよね。
そうです、このエピソードは水滸伝ではなく実際の話です。好き勝手やって遊んでいたのですが、部下が文句言ってるみたいだ、これがバレたら自分は一挙一動自由に出来なくなるな、と、部下の高俅(こうきゅう)に愚痴ったのです。
お、高俅(こうきゅう)水滸伝NO1の悪者だね。有名だ。
そうですね、でも実際の高俅の「水滸伝」での悪っぷりはかなり誇張されているようです。
出典は水滸伝ではなく、「宣和遺事」でした。