今回は万目睚眥(まんもくがいさい)です。
たくさんの人に睨まれることです。ばんもくがいさい とも読みます。
何をしたらそんなことになるの?
みんなに嫌われるようなことをしたんでしょう。実際に大勢に睨まれている、ということではありません。
みんなに睨まれているような状態、ってことか。
「世間」に、ってことでしょうね。
まあ、言うほど「世間」だって暇じゃないから一個人を監視してないですけどね。
失敗が怖いから挑戦出来ないって言う人もそうだよね。
ハッキリ言って、みんなそんなに暇じゃないです。悪いことさえしなければいちいち見てませんよ。
「睚眥(がいさい)」って難しいね。
「睚(がい)」も「眥(さい)」もどっちも「にらむ」「目尻」ということで、「睚眥(がいさい)」は睨む意味です。
ちなみに「睚眥(がいさい)」または「睚眦(がいさい)」とも書きますが、「睚眦(がいさい)」は「竜生九子(りゅうせいきゅうし)」、龍の産んだ九匹の子供の内の一匹で山犬の首を持った怪物で、敵を倒すことを好んだので昔は軍旗などのモチーフに使われました。
竜の子供なのに竜じゃないんだ。