かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

三木三鳥(さんぼくさんちょう)

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f:id:KAERUSAN:20210105140300g:plain 今回は三木三鳥(さんぼくさんちょう)です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain 和歌についての学問、歌学用語です。師匠が弟子に古今和歌集の解釈のポイントなどを伝えることを「古今伝授(こきんでんじゅ)」と言います、その中の3つの木のことと、3つの鳥のことを指します。どの木、鳥を指すかは流派によって違いがあります。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140232g:plain 例えば?

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 「三木」が「をがたまの木」「めどにけづり花」「かはなぐさ」、「三鳥」が「稲おほせ鳥」「呼子鳥」「百千鳥」などですが一定ではありません。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140225g:plain その解釈がそんなにすごいの?

 

f:id:KAERUSAN:20210105140246g:plain 江戸時代にはすっかり用いられなくなったそうです。「古今伝授」などは仰々しいだけで内容が無い、という意味の例えにも使われたそうです。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140225g:plain 今だったら検索で一発だもんね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain まあ、そういうことですね。ただ、そうやって歌や古典を真剣に学び伝えていた文化があった、ということです。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140230g:plain なるほど。その中に「三木三鳥(さんぼくさんちょう)」って言うのがあったんだね。