今回は三木三鳥(さんぼくさんちょう)です。
和歌についての学問、歌学用語です。師匠が弟子に古今和歌集の解釈のポイントなどを伝えることを「古今伝授(こきんでんじゅ)」と言います、その中の3つの木のことと、3つの鳥のことを指します。どの木、鳥を指すかは流派によって違いがあります。
例えば?
「三木」が「をがたまの木」「めどにけづり花」「かはなぐさ」、「三鳥」が「稲おほせ鳥」「呼子鳥」「百千鳥」などですが一定ではありません。
その解釈がそんなにすごいの?
江戸時代にはすっかり用いられなくなったそうです。「古今伝授」などは仰々しいだけで内容が無い、という意味の例えにも使われたそうです。
今だったら検索で一発だもんね。
まあ、そういうことですね。ただ、そうやって歌や古典を真剣に学び伝えていた文化があった、ということです。