今回は特別企画「易経 十二消長卦」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 十二消長卦」になります。
今回は「上九 乾為天 易経 十二消長卦」です。
卦辞は「乾 元亨利貞」けん げんこうりてい。です。
上九は「亢龍有悔」こうりゅうくいあり。です。
四月(現在の五月)の「乾為天」は「二十四節気」では春の「小満」「芒種」のイメージなんだね。
そうです、その時期は十二星座の太陽で占うと「双子座」に当たります。ですから、直感で行動しているうちに「自分の進む道」である「蟹座」が見えてくるのです。
「亢龍有悔」こうりゅうくいあり、ってことは、行き過ぎて後悔する感じかな?
そういう意味もありますが、昇りすぎた「龍」が、自らの、無意識の「悔い」に気付き、そこに向かうイメージでもあります、そして「十二消長卦」では「乾為天」の次は「天風姤」です。
「天風姤」は強い女性、というイメージで語られますが、要するに「社会的に結果」を残すことにこだわるイメージです。
今まで、自分の直感で自分の居場所を自由に探してきたけど、ここからは使命に向かう、そんなイメージとも言えるね。
そういうことです。「乾為天 上爻」は変爻すると「澤天夬 上爻」です、要するに堰が決壊するようなイメージなのです。
もう元には戻れない感じだね。