今回は特別企画「易経 十二消長卦」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 十二消長卦」になります。
今回は「上六 地天泰 易経 十二消長卦」です。
「地天泰」の「卦辞」は「小往 大来 吉亨」しょうゆき だいきたる きちとおる。です。
上爻は「城復于隍 勿用師 自邑告命 貞吝」しろからほりにかえる しをもちいるなかれ ゆうよりめいをつぐ ていなるもりん。
お城が空堀になっちゃったの？
そうです、今までのしがらみや築き上げてきたものが完全にリセットされるのです。
え、「地天泰」っていい感じの卦じゃなかったっけ？
「十二消長卦」で考えると「地天泰」は二月と対応し「二十四節気」では「雨水」「啓蟄」に対応し「十二星座」要するに「星占い」では「魚座」と対応します。
次からの「牡羊座」のイメージからが本当のスタートなのか。
「魚座」でしっかり憧れを固めることも重要です、それは癒しのイメージですからね。ですから「癒し」の「魚座」で戦争を始めてはいけません。
なるほどね、そう言う事なんだ。まだ、準備期間なんだね。
そういうことです。とにかく「DNA」だけを残して他のことは一回無に帰るようなイメージなのです。
今までの技術や知識だね。
そういうことです。そして自分の外に出ないので他者からはどう見られるか分かりませんが、しっかり自分の土台を築く時なのです。
「地天泰 上爻」は変爻すると「山天大畜 上爻」です。「山天大畜 上爻」は「何天之衢 亨」かてんのく とおる。その後は天の道を行くように自由自在に道を行ける、と言っています。
「牡羊座的」な「雷天大壮」で、自分の道を行けるようになるってことなんだね。
まあ、そういうことですね。
