今回は中央集権(ちゅうおうしゅうけん)です。
政府や社会集団で権力を中央に集中すること。
対義語は「地方分権(ちほうぶんけん)」です。
日本では戦前は「中央集権」で、戦後は「地方分権」になっています。
「中央集権」だと今と何が違うの?
中央の政府で全てを決めるので、地方の自治体に国民の意見が反映しなかったわけです。
今は反映してるの?
市長や県知事などは直接選挙してますから、公約を聞いて国民が選ぶことが出来ますね。戦前はちょこちょこ変更はありましたが、まあ、決めるのは中央だったと言って良いでしょう。
県知事などは、中央から派遣されていましたから。主に内務省から派遣されました。
そう言えば、内務省は今は無いね。
内務省は、地方行財政、警察、土木、衛生など、何でも決めちゃう感じ巨大すぎる組織だったので、戦後解体されました。
戦時中の警察って、国民の監視って感じだよね。とりあえず捕まえに来る感じ。
だから、地方分権は大事で、中央集権は良くない、みたいに言われるのか。
そういうことです。
でもさー、昔は中央集権、良いことみたいに言ってなかった?教科書でみたような。
それは「大化の改新」のころですよね、外国に滅ぼされたらまずいから、力を合わせないとやられちゃう、って時代でしたからね。
蘇我入鹿が暗殺された乙巳の変(いっしのへん)のイラスト最初見た時、この人、首が飛んじゃってるけど大丈夫かな?って思ったら死んでた。
まあ、大丈夫じゃないですよね。
戦時中もそうか、滅ぼされちゃうから軍隊が一番えらい、みたいな時代だ。
アメリカに勝てるわけ無かったんですけどね。中央集権で無能な人間が権力を持つと手が付けられないですからね。
確かに中央集権は怖いんだな。
出典は判りません。