今回は特別企画「易経 十二消長卦」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 十二消長卦」になります。
今回は「九五 天地否 易経 十二消長卦」です。
卦辞は「否之匪人 不利君子貞 大往小来」ひはこれひとにあらず くんしのていによろしからず だいゆきしょうきたる。
五爻は「休否 大人吉 其亡其亡 繫于苞桑」ひをきゅうす たいじんはきち それほろびんとすそれほろびんとす ほうそうにつなぐ。
「天地否」は良くないイメージがあるかもしれませんが「二爻」と「五爻」が位こそ正しくないですが、応じています、そしてしっかり成長するための試練のイメージでもあります。
なるほど、しっかり頑張るイメージなんだね。「苞桑(ほうそう)」って何?
根をしっかりまとめた「桑」です。しっかり、慎重にするイメージと言えます。滅びることを恐れる堅実な感じです。
しっかり、堅実に自分を高める感じか、「天地否」は「十二消長卦」では「八月」と対応して「二十四節気」だと「処暑」「白露」で、星座占いでは「乙女座」と対応するんだよね。すごく堅実な修行の星座だ。
そうです、そういうイメージがあるのは次の「風地観」では見られる立場になります。それは星座では「天秤座」に当たります。
なるほど。自分の意見を通したい星座だ。
そして「天地否 五爻」は変爻すると「火山旅 五爻」になります。 「火山旅 五爻」の爻辞は「射雉 一矢亡 終以譽命」きじをえて いっしうしなう ついにもってよめいあり。です。
犠牲があって、ほまれあり、ってことか。
まあ、矢を失っていますからね、昔は矢に紐を付けて矢を失わないようにしていましたからね。
矢って高いの?
弓道などでも良い矢は結構高いですよ、何万円もするものもあるのです。
そりゃ、無くなったら悔しいわ。