今回は九牛一毛(きゅうぎゅうのいちもう)です。
取るに足りないような小さなこと、量のことを言います。
九匹の牛の一本の毛ってこと?
そうです。
本当にどうでも良いね。
罰せられて落ちぶれた司馬遷(しばせん)が自分のことなど誰も気にかけない、というような感じで使っています。
あらまー。
と言う訳で司馬遷の手紙の「報任少卿書」に 九牛亡一毛 とあります。
「漢書」や「文選」に出ています。
ちなみに 唐の王維の「與魏居士書」には 如九牛一毛耳 とあります。
こういう出典はどうするのが正しいのかね。
正に九牛一毛ですよね。