今回は五里霧中(ごりむちゅう)です。
方向や、方針が定まらないこと。どうしてよいか判らず、途方にくれること、手探り状態。
さすがですね、完璧です。
五里もある霧の中ってこと?何にも判らないよね。五里って、20キロメートルくらい?
今の日本だと、その位ですが、古代中国だと、時代によっても違いますし、諸説あるのですが、だいたい2キロメートルくらいですね。
10倍ちがうんだ、今の日本だと一里、4キロメートル弱、古代中国は、400メートルくらいか。で、五里も霧が出ちゃって何も判らないってことか。
五里霧、って術なんですよ、道教の術です。
わかるわけないでしょ!!
この言葉なんなの!!でも、にわとりさん意味は当たってるんでしょ。
元の意味は、霧を出して姿をくらます、ということだそうです。
でないから!!
でも、今は、にわとりさんが言っている意味が正しいです、姿をくらます意味で使うのはやめましょう。
その心配は、全く不要だから、でさ、五里夢中っていうこともあるでしょ。すごく夢中になる、みたいな。
五里夢中は間違い、という書き方を良く見かけますが、五里霧中を知っていて、もじって、夢中になるって意味で使っているように見受けられるので、造語というのがいいんじゃないでしょうか。
もとをたどれば、全部造語ともいえるけど、まあ、それを言っちゃキリ無いもんね。
出典は「後漢書」でした。