かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

五里霧中(ごりむちゅう)

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f:id:KAERUSAN:20170106202709g:plain 今回は五里霧中(ごりむちゅう)です。

 

f:id:KAERUSAN:20170106203237g:plain 方向や、方針が定まらないこと。どうしてよいか判らず、途方にくれること、手探り状態。

 

f:id:KAERUSAN:20170106202709g:plain さすがですね、完璧です。

 

f:id:KAERUSAN:20170106203237g:plain 五里もある霧の中ってこと?何にも判らないよね。五里って、20キロメートルくらい?

 

f:id:KAERUSAN:20170106202709g:plain 今の日本だと、その位ですが、古代中国だと、時代によっても違いますし、諸説あるのですが、だいたい2キロメートルくらいですね。

 

f:id:KAERUSAN:20170115024502g:plain 10倍ちがうんだ、今の日本だと一里、4キロメートル弱、古代中国は、400メートルくらいか。で、五里も霧が出ちゃって何も判らないってことか。

 

f:id:KAERUSAN:20170109194019g:plain 五里霧、って術なんですよ、道教の術です。

 

f:id:KAERUSAN:20170106214232g:plain わかるわけないでしょ!!

 

f:id:KAERUSAN:20170115024502g:plain この言葉なんなの!!でも、にわとりさん意味は当たってるんでしょ。

 

f:id:KAERUSAN:20170109194019g:plain 元の意味は、霧を出して姿をくらます、ということだそうです。

 

f:id:KAERUSAN:20170106214232g:plain でないから!!

 

 

f:id:KAERUSAN:20170106222315g:plain でも、今は、にわとりさんが言っている意味が正しいです、姿をくらます意味で使うのはやめましょう。

 

f:id:KAERUSAN:20170115024502g:plain その心配は、全く不要だから、でさ、五里夢中っていうこともあるでしょ。すごく夢中になる、みたいな。

 

f:id:KAERUSAN:20170106222315g:plain 五里夢中は間違い、という書き方を良く見かけますが、五里霧中を知っていて、もじって、夢中になるって意味で使っているように見受けられるので、造語というのがいいんじゃないでしょうか。

 

f:id:KAERUSAN:20170115024502g:plain もとをたどれば、全部造語ともいえるけど、まあ、それを言っちゃキリ無いもんね。

 

f:id:KAERUSAN:20170106202709g:plain 出典は「後漢書」でした。