かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

伊尹負鼎(いいんふてい)

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f:id:KAERUSAN:20200917160743g:plain 今回は伊尹負鼎(いいんふてい)です。

 

f:id:KAERUSAN:20200917154444g:plain 大きな志のために身を落として望みを遂げること。

 

f:id:KAERUSAN:20200917154452g:plain 落とした方がいいの?

 

f:id:KAERUSAN:20200917154455g:plain 「伊尹(いいん)」という人物はコネが無かったので、料理人になって王に使えて、のちに宰相になったのです。

 

f:id:KAERUSAN:20200917154413g:plain 「負鼎(ふてい)」って?

 

f:id:KAERUSAN:20200917154444g:plain 鼎を背負って、ということです。

 

f:id:KAERUSAN:20200917154446g:plain 「鼎」って、神聖なイメージだけど。

 

f:id:KAERUSAN:20200917154500g:plain 政治的な祭祀とかにも使いますからね。でも、煮炊きにも使います、調理器具なんです。

 

f:id:KAERUSAN:20200917154446g:plain あ、それで料理人なのね。それで気に入られれて偉くなったんだ。

 

f:id:KAERUSAN:20200917154444g:plain ちなみに「史記」の言葉なのですが「伊尹負鼎(いいんふてい)」とは直接出ていません。

 

f:id:KAERUSAN:20200917154506g:plain しかしこの話は「負鼎(ふてい)」という言葉で様々な所で使われています。

 

f:id:KAERUSAN:20200917154455g:plain ですから出典は「史記」と書いてある資料も多いですが、その方が適切な気も致します。

 

f:id:KAERUSAN:20200917160743g:plain 出典は「蒙求」でした。