今回は克伐怨欲(こくばつえんよく)です。
人間の良くない心を意味します。
克 人に勝ちたいと思う心
伐 自分の自慢をすること
怨 人を怨むこと
欲 欲が強いこと
それをガマン出来ればいいの?出来ないけど。
コレは、孔子の弟子が孔子に聞いたのです克伐怨欲(こくばつえんよく)を押さえられれば、仁と言えるか?
それを聞いた孔子は、それは難しいことだけど、それが出来たら仁と言えるかどうかは私には判らないよ。と言ったそうです。
ハッキリしなさいよ、孔子!イライラしちゃう。
仁はそんなにカンタンではありません、こうしたら正しい、と言うのはその状況によりますね、そして見る人にもよりますね。克伐怨欲(こくばつえんよく)と言う言葉には、良く考える、と言う意味が含まれてもいませんよね。
克伐怨欲(こくばつえんよく)は、良くない心持ちを記していますが、それさえすればいいという考えは、仁には遠い気もしますね。
孔子は、考えて欲しいからそういう言い方をしたのかな、なるほど。
出典は「論語」でした。