かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

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六二 天地否 易経 十二消長卦

六二 天地否

 今回は特別企画「易経 十二消長卦」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 十二消長卦」になります。

 

 今回は「六二 天地否 易経 十二消長卦」です。

六二 天地否

 卦辞は「否之匪人 不利君子貞 大往小来」ひはこれひとにあらず くんしのていによろしからず だいゆきしょうきたる。

 

 二爻は「包承 小人吉 大人否亨」ほうしょう しょうじんきち たいじんひにしてとおる。

 

 簡単に言えば生きて行くだけなら黙っていればいい、しかし本当に何かしたいことがあるならば、自分を律し、高めることで、自分の意思が亨る、ということです。

 

 普通の人で良いなら、黙っていれば問題はないけれど、志があるなら今を否定して高めることでのみ「亨」ってことだね。ナカナカ出来ないことだね。

 

 その意味では「天地否」は「十二消長卦」で言えば「八月」「二十四節気」で言えば「処暑」「白露」と対応するので「西洋占星術」で言えば「乙女座」と対応します。

 

 「獅子座」的な「天山遯」で人と違う道を選んだ意味では自分の道を高めたい、イメージなんだね。それは熱い気持ちの「獅子座」から、静かに自らを高める「乙女座」夏から収穫の秋に向かうイメージなんだね。

 

 「天地否 二爻」は変爻すると「天水訟 二爻」になります。「不克訟 帰而逋 其邑人三百戸 无眚」うったえをよくせず かえりてのがる そのゆうじんさんびゃくこ わざわいなし。です。

 

 要するに、文句はあるけど、今は大人しくしておこう、ってことです。

 

 力不足だからか。

 

 そうです、しかしそれは、弱弱しいから、というだけではなく志に対して力不足である、という意味を大いに含んでいるのです。

 

 

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易経 十二消長卦 

 

易経 六十四卦卦辞

 

 

易経三百八十四爻

 

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