
今回は特別企画「易経 十二消長卦」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 十二消長卦」になります。
今回は「六五 地天泰 易経 十二消長卦」です。

「地天泰」の「卦辞」は「小往 大来 吉亨」しょうゆき だいきたる きちとおる。です。
五爻は「帝乙帰妹 以祉元吉」ていいつまいをとつがしむ もってさいわいありておおいにきち。帝乙(ていいつ)は殷(いん)の君主で、まだ周に倒される前に仲良くするために娘を周の西伯(後の文王)と婚姻させた、それは上手く行った。
しかし、結局、「殷」は滅びたのでこの卦には諸説ありますし、色々な解釈を知っていることが占う上で必要です。
今回の場合は「十二消長卦」で考えるので、「地天泰」は二月と対応し「二十四節気」では「雨水」「啓蟄」に対応し「十二星座」要するに「星占い」では「魚座」と対応します。

今回の流れでは「魚座」を意識するイメージだね。
そう考えると、「しっかりとした憧れ」「指針」のようなイメージで後に備えるイメージがあります。
ここでの政略結婚は一回は上手く行きますが、結局、後に「殷」は滅びます。しかし、「殷」は滅びてしまいますが、「周」の嫁に行った「太姒」は「周」の文王と結ばれ、子供を残しています、要するに「殷」の血を残したと言えます。
そうか、本当に大切なものは結局残った、とも言えるんだね。
そして「地天泰 五爻」は変爻すると「水天需 五爻」です。「水天需 五爻」は「需于酒食 貞吉」しゅしょくにまつ ていきつ。です。
要するに、慌てずじっくり来るべき時に備えて待て、ということですね。
なるほどね。







