今回は共済年金(きょうさいねんきん)です。
国家公務員、地方公務員、私立学校教職員の共済組合が支給する年金のこと、簡単に言えば公務員の特別な年金と言うことですが、2015年(平成27年)に厚生年金と統合されました。
公務員の人の特別な年金ってイメージだけど、何が多かったの?
「職域加算分」と言うのがあって、余分にお金がもらえました。少ない保険料でたくさんもらえるようになっていて額は月給によります。まあ、何万円か多い、と言う感じですね。
でも、厚生年金に統合したから、普通の人と同じになったの?
そんな訳ないじゃないですか、名前が変わりました。「職域加算分」は「年金払い退職給付」になりました。
職域加算分は、本人がお亡くなりになったら、それで終わりでしたが、「年金払い退職給付」になったことで、有期年金部分は遺族に一時金として支払われるようになりました。
パワーアップしたの!!!
でも以前より保険料が上がっていますよ。実際問題、公務員の方は以前に比べ損した感じです。
じゃあ、公務員の人も苦労しているんだ。
ただ、高額な給付に耐えられない共済年金を、厚生年金にくっつけて存続を図ったとも言われています。ついでに官民格差を縮めたイメージを与えようとしたと言うわけです。
なるほど、それは納得だ!じゃあ、やっぱり得なの!
そうも言えますが、公務員の方にプラスがあるのは、そんなにおかしいことでもないと思うんですけどね、公務員なんですから。責任もありますし。
まあ、そう言われりゃ、そうかもね。
天下りで、何千万円とか、何億円と言うのと違いますからね。