今回は冊封体制(さくほうたいせい)です。
中国の王朝が行った、朝貢させて、爵位を認める形の対外政策を、日本では「冊封体制(さくほうたいせい)」呼びます。
日本では?
日本の学者が言っているだけで、日本でしか通じませんから。
そうなんだ。
朝貢って、贈り物でしょ、中国は爵位をあげるだけだから安いね。
いや、中国からのお返しの方が価値が高いんです。
それじゃあ、にわとりさんも朝貢したいよ!
そうですよね、でも、損するんだったら、誰も来ないでしょ。
まあね、それで支配してることになるからいいのかな。
そして、朝貢する側も、中国から爵位を貰うと、自分の国でアピールに使えますからね。
お互い得なんだ。
とは言え、中国の位置づけ、時代背景、相手の国によって、内容は細かく違うので「冊封体制(さくほうたいせい)」の一言でまとめるのは適切ではない、と言う考え方もあります。
1962年に西嶋定生が提唱した言葉と言われています。