今回は刺胞動物(しほうどうぶつ)です。
クラゲなど、刺胞(しほう)動物門に属する動物のことです。
判りにくすぎるでしょ。
ほとんどが水中に住んでいます、そして触手に「刺胞(しほう)」と言う毒液を注入する針があることからそう呼ばれます。
クラゲはその中の一種だね。
そうです、でも「クシクラゲ」のような「刺胞(しほう)」の無い「有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)」は含みません。
クシクラゲは、本当はクラゲじゃないんだよね。まぎらわしい。
昔は一緒だったんでしょ。
そうです。昔は、有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)と刺胞動物(しほうどうぶつ)をあわせて腔腸(こうちょう)動物門と考えられていましたが、現在では分けて考えるのが主流です。
しょうがないと思うけどさ、良く判らないなら分けなくていいんじゃない?
それは、我々一般の人はクラゲだろうが、クラゲじゃなかろうが、困りませんが真剣に研究している人たちは、出来る限りしっかり分けることが大切なんです。
そうなの?
歴史だって、織田信長が今川義元を倒した「桶狭間の戦い」どこで戦ったか良く判らないから、無かったことにしましょう、とはならないでしょう。
え!そうなの?
どこでどんな戦いをしたか良く判らない、と言うのが本当の所だそうです。
動物も生態や、環境からどういう影響を受けているか、などを研究するにしても性質をきちんと調べることは意味のあることなんです。
良く判らないからこそ、しっかり追求する必要があるってこと?
そうです、そう言う中に間違いや変更があるのは仕方の無いことなんです。むしろ1回決めたから、間違っていてもそのままにするよりよっぽど良いわけです。
でも、にわとりさんは、もう今日教わったことは全部忘れちゃってるよ。
今日は、刺さないクラゲもいる、けど、本当はクラゲじゃない、って覚えて帰って下さい。
あー、クラゲ食べたい。
エチゼンクラゲですか、けっこう美味しいですよね。
あ、あれエチゼンクラゲなの?大量発生とか問題なってたじゃん、全部食べちゃえばいいじゃない!
あれは一匹100キロ位ありますから輸送も大変なんですよ、しかもほとんど水ですから、調理する時は干しちゃうから、ちょっぴりになっちゃうんです。
そうなんだ、世の中上手く行かないね。