かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

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卦辞 地澤臨 易経 十二消長卦

卦辞 地澤臨

 今回は特別企画「易経 十二消長卦」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 十二消長卦」になります。

 

 今回は「卦辞 地澤臨 易経 十二消長卦」です。

卦辞 地澤臨

 「地澤臨(ちたくりん)」の卦辞は「元亨利貞 至于八月有凶」げんこうりてい はちがつにいたりてきょうあらん。

 この表で見れば「八月(今の九月)」は「風地観(天秤座と対応)」です、「陽」が増えてきた「地澤臨」に対し、「風地観」は「陰」が増えてきたイメージで、今は「元亨利貞」ですが、それもいつまでも続かないと言っています。

 

 「十二消長卦」では「地澤臨」は「一月」に対応し「二十四節気」では「大寒」「立春」に当たりますので「西洋占星術」では「水瓶座」に当たります。

 

 なるほど、今が良くても永遠でない、という冷静さは「水瓶座」っぽいね。良い時ほど悪い時を思う。

 

 そして「地澤臨」は上卦が「坤(地)」で下卦が「兌(沢、泉、杯)」などの意味があります、このイメージは「地」の下に「杯」と読むと「地」に「水」を撒く「水瓶座」と対応するタロットカード「星」を思い出します。

 

 

 なるほど。「山羊座」でたまった閉塞感や得た結果を吐き出すような「水瓶座」のイメージもあるのか、ある意味、新しい未来に対する投資みたいな感じもあるのか。

 

 そして上に「地」下に「沢」ですから、地から沢を見下ろす感じ、が「臨」という言葉につながります、「臨」には見下ろすイメージがありますから。

 

 そして、ひとつ前の「地雷復」では「坤(地:結果という意も含む)」に向かって「震(動)」いたわけですが、「地澤臨」では「坤(地)」に向かって「兌(喜ぶ)」やりたいことをする、とも取れます。

 

 なるほど、水瓶座っぽいな。

 

 「地澤臨」は「水(気持ち)」を見下ろす、と取れば、下々の気持ちを見る、とも取れます、そう考えると、自分の気持ちを見る、という意味、捉え方もあります。

 

 その意味では「坤為地」「地雷復」でしっかり頑張った人には「地澤臨」も良いイメージの卦とも言えますが、「兌」楽しみを追求しすぎては「貞」とは言いにくいでしょう。

 

 「元亨利貞」だから、正しくなければ大いに通ることはない、ってことだもんね。

 

 「二十四節気」の「大寒」は一年で一番寒い時期、そして「立春」は年の初めでもあります、寒くて厳しいからこそ、気持ちを重視し、年の初め、本格的な春に備えてやるべきことはする、という感じですね。

 

 

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