今回は特別企画「易経 十二消長卦」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 十二消長卦」になります。
今回は「卦辞 天風姤 易経 十二消長卦」です。
卦辞は「姤 女壯 勿用取女」じょさかんなり じょをめとるにもちいるなかれ。
「女」が強い、というのは、初爻の「陰」要するに「女」「やるべきこと、使命、結果を求める」イメージが強い、という意味も含みます。
「結果」のみを重視すると、自分の想いを曲げがちな意味もあり、それを「勿用取女」じょをめとるにもちいるなかれ。と言っています。ただ、言葉のまま「気の強い女だからやめておけ」という意味もあります。
「天風姤」は「二十四節気」では「夏至」「小暑」に当たりますので「十二星座」と「太陽(要するに星占い)」で考えると「蟹座」にあたります。
「蟹座」じゃ、とんでもない女というよりしっかり頑張りそうじゃん。
でも、気は強いという言い方も出来ますよ、「母は強し」のイメージですね。
なるほど、使命感が強い感じだね。
自由な「双子座(乾為天)」の時期が終わって、「使命」「仕事」に勤しむ感じですね。イメージは春が終わって夏という感じです。
「陰」が一本だけなのに?
全くなかった「陰」が一番最初の「初爻」にあるのですから、使命をひたすら行う、とも読めます。ひとつ前の「乾為天」要するに上卦「乾」下卦「乾」から「天風姤」は上卦「乾」下卦「巽」になります。
天に「龍」を追うイメージから、上卦は「乾:天」のままで、下卦は「巽、風、木」に変化します。
なるほど、これからしっかり成長する感じなんだね。一本の「陰」の影響が強い、それを言ってるんだね。
「姤 女壯 勿用取女」じょさかんなり じょをめとるにもちいるなかれ。は、まだ成長中だから「使命」を簡単に決めるな、とも取れます。
蟹座なのに?
蟹座はとにかく成長するイメージでもあります。次の星座は自己主張的な獅子座でもあります。