今回は危機一髪(ききいっぱつ)です。
ギリギリの危険な状態のことです。
だいたい、助かった時に使うよね、危機一髪だったけど、助かった、とか。
危機一髪だから、ダメだとは思っていましたが、やっぱダメでした。って使わないよね。
言葉の意味としては問題ないですが、紛らわしいので、やめた方がいいんじゃないですか。
危機一発って?
意味が判りませんし、間違いです。
一髪って、何?
髪の毛一本ってことです。
それで、なんで危機一髪なの?
髪の毛一本で何トンもあるものを引っ張るような状態という意味で言われたんです。
え、じゃあ、危なくないじゃん、その髪の毛が切れて終わりじゃん。引っ張る、じゃなくて、ぶら下がってんなら危なそうだけどさ。置いてあるだけじゃ危なくないよ。ビルだって、重いけど、しっかり建ってるから危なく無いじゃん。
確かに!まあ、詩人の言葉ですから、なんか大げさに言いたかったんでしょうね。
出典は中国の詩人、韓愈(かんゆ)でした。