今回は司法解剖(しほうかいぼう)です。
犯罪に関係がある、またはその可能性のある死体の死因などを特定するために行われる解剖です。
じゃあ、ほとんどの人に、あんまり関係ないね。
そうですね、でも司法解剖ではなくても自宅で亡くなると、医師により死因が特定されないので、変死体となりますから、検視があります。かかりつけ医がいても死因を特定できない場合は検視が行われます。
しかし、検視で問題が無ければ解剖は行われません。
あと悪い人じゃなくても、被害者の場合がありますから、その場合、司法解剖もありえます。
あ、そうか。事故なんかの場合は?
行政解剖が行われます。事故死や中毒死、自殺、感染病などで亡くなると行われます。犯罪性があるかもしれないですしね。
解剖する場合は、犯罪性があれば、司法解剖、犯罪性が無ければ、行政解剖なんだ。
そうですね、その他、病理解剖と言う医療の行為の妥当性、治療効果の確認などのために行われる解剖があります。
医療ミスとかをチェックできるのか。
それもありますし、治療の効果を確認できるので医学の発展にも重要なのです。
解剖もイロイロあるんだね。