今回は嗇夫口弁(しょくふこうべん)です。
口だけが達者なこと。
ダメな感じだ。
「嗇夫」(しょくふ)は、身分の低めの、お役人です。
中国の皇帝に動物園の案内をしていた役人たちが皇帝の質問に答えられなかったのですが、身分の低い「嗇夫」だけが、スムーズに答えられたので、皇帝が昇進させようとしたのですが、口が上手いだけのものを取り立てるのは良くない、と止めたので、皇帝もそれに従った、と言う話です。
せっかく口だけで昇進できるチャンスだったのに残念だね。
口の上手さより中身を重んじたんですね。
現代では口が大切だよね。
そうかもしれないですねぇ。
出典は「史記」でした。