噬指棄薪（ぜいしきしん）

　今回は噬指棄薪（ぜいしきしん）です。

　親子の気持ちが通じ合っていることを言います。

　まきを捨ててるんじゃないの？

　お母さんが困った時に指をかんだのですが、その痛みを遠くに離れた息子が感じてまきを放り棄てて帰った、と言う話です。

　まき捨てちゃったんだ。燃料じゃないの？

　燃料です。

　あーあー、もったいない。

　それほど親を心配している、と言うことです。

　後漢書に　及自噬指　棄薪馳歸　とあります。

　出典は「後漢書」でした。