今回は囲魏救趙(いぎきゅうちょう)です。
戦うときは、敵の力は集中させず、疲れさせるのが良い、と言うことです。まあ、現代風に言えば裏をかいて正しい判断を失わせる、と言うようなことです。
当たり前じゃん!、元気一杯の敵と戦ってどうするのよ。
良く考えて状況を生かすのは大切なことです、しかし良く考えず実行してしまうことは有り得ることです。
そうだけどさ、「魏(ぎ)」と「趙(ちょう)」ってことは昔の中国のお話だね。
そうです。まず「趙(ちょう)」と「斉(せい)」はお友達です。
そこに「魏(ぎ)」が「趙(ちょう)」に攻めて来ました。
そこで「趙(ちょう)」は「斉(せい)」に助けを求めました。
しかし「斉(せい)」は「趙(ちょう)」に向かいませんでした。
助けないの?本当に友達なの?
「斉(せい)」は「魏(ぎ)」に直接攻め込みました!
おお!グッドアイデア!!
「魏(ぎ)」は慌てて、自分の国に引き返しましたが、その途中で「斉(せい)」の待ち伏せ攻撃にあってやられてしまいました。
やるね!!出典に書いてあるけど、これが「兵法三十六計」の1つなんだ!
そうです、三十六計逃げるにしかず、の語源です。
あ、それだけ知ってる。
出典は「史記」でした。「兵法三十六計」にも出ています。