
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「地天泰 三爻 象伝」です。

三爻の爻辞は「无平夫陂 无往不復 艱貞 无咎 勿恤其孚 于食有福」たいらにして かたむかざる なく いきて かえらざるなし かんていなればとがなし うれうるなかれ それ まことなれば しょくにおいて ふくあり。
象伝では「象曰 无往不復 天地際也」ゆきてかえらずということなし てんちまじわるなり。
どういうこと?
どんな時にでも人にはいい時もあれば悪い時もあります、しかし、それは繰り返されるのであり、単に不幸だ、上手く行かない、といちいち嘆くことは無い、ということです。
でも嘆いちゃう。
とは言え、今の自分があることを考えて、今までのピンチを思い出せば乗り越えられてきたから今があるとも言えますね。
え、嘆いても無駄ってこと?
まあ、多くの場合がそう言う事です。





