
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「地天泰 上爻 象伝」です。

上爻は「城復于隍 勿用師 自邑告命 貞吝」しろからほりにかえる しをもちいるなかれ ゆうよりめいをつぐ ていなるもりん。
象伝では「象曰 城復于隍 其命亂也」しょういわく しろからほりにかえるとは そのめいみだるるなり。
象伝では城が崩れていくのは政令が伝わらなくなり出すことを意味していることを述べています。
「地天泰」はバランスが良い建設的なイメージだけど「上爻」は違うんだね。
「五爻」で達成した後には衰退のイメージが始まり、次の卦の「天地否」に続くのです。
「易」は単に良い卦とか悪い卦とかそういうのは無いんだね。
その通りです、もっと現実的でシビアなのです。





