
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「地天泰 二爻 象伝」です。

二爻は「包荒 用馮河 不遐遺 朋亡 得尚于中行」こうをかぬ ひょうがをもちう かいせず ともほろぶれば ちゅうこうにあうことをう。
象伝では「象曰 包荒 得尚于中行 以光大也」しょういわく こうをかぬ ちゅうこうにかなうをうるは こうだいなるをもってなり。
どういうこと?
さまざまなひとを包み込み、川を渡る果敢さをもち、私利私欲だけのともをすれることが出来れば、それは中の道にかなっていると言えるでしょう。それは徳が光大である、と言えるでしょう、ということです。
それめっちゃ難しいじゃん。
でも、自分の道を行くとはそういうことですよ。
こうすれば正しい、あれは間違えている、言葉で言うのは簡単ですが、よく考えれば状況によります、しっかり考える、今の自分に何が必要か理解する、これは簡単ではなく、人生で常に考えることで磨かれる哲学です。
本当はこうだ、これが正しい、これが間違えている、などという押し付けを鵜呑みにしてはいけません。
「中」って難しいね。





