
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「地山謙 上爻 象伝」です。

上爻は「鳴謙 利用行師 征邑國」めいけん もってしをやり ゆうこくをもってす。
象伝では「象曰 鳴謙 志未得也 可用行師 征邑國也」しょういわく めいけん こころざしいまだえざるなり もっていくさやるべし ゆうこくをせいするなり。
象伝的には、力が弱いから謙虚に問題があっても自国の問題に取り組むくらいにしておきましょう、的な意味が記されています。
まあ、謙虚だね。
しかし、色々な説のある「鳴謙」を目に見えず、かつ聞こえる謙虚さ、と考えれば、出しゃばらず深く考えられた謙虚さと取れます。
その意味で考えれば「力が弱いから自国の問題にのみ対応せよ」と言う意味だけでなく謙虚さゆえに他国にまで攻め込まない、と言う意味にも取れます。
戦争は出費が激しいからね。
そして「師」には軍隊、と言う意味もありますが「師匠」「先生」の意味もあります。
しっかり助言を得ること、自分の独断で都合のいいように考えない謙虚さだね。
象伝には「こころざしいまだえざるなり」とありますから、しっかり目標を達成するには慎重さと謙虚さが必要だと言うことです。
「地山謙 上爻」は変爻すると「艮為山 上爻」です。
「艮為山 上爻」は「敦艮 吉」とどまるにあつし きち。ですからね。
しっかり慌てないこと、やすやすと動かないこと、が大切なんだね。





