今回は地水師(ちすいし)です。
易の六十四卦の一つです。多くの人を率いるなら正しい判断が必要で、そのためには率いるのが立派な人であることが必要であり、そうであれば吉、咎(とが)無し、という卦です。
内面を表す下三本の「内卦(ないか)」が水のイメージの「坎(かん)」、西洋占星術では安心感や成長のイメージの「月」で、行動や外面を示す、上三本の「外卦(がいか)」が地のイメージの「坤(こん)」、西洋占星術では結果重視、感覚の「マルクト」のイメージだね。
人を率いる時、大きなことをする時にしっかりした人がリーダーになる必要がある、そして、大きなことを成し遂げた後も小者には地位を与えてはいけない、というようなイメージです。
小者でも頑張ったらいいんじゃない?
小者に地位を与えると必ず間違いを起こしますからね。この卦は地中に雨が吸い込まれる、王が民を包有するイメージです。