
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「地火明夷 上爻 象伝」です。

上爻は「不明晦 初登于天 後入于地」あきらかならずしてくらし はじめてんにのぼる のちにちにはいる。
象伝では「象曰 初登于天 照四國也 後入于地 失則也」しょういわく はじめてんにのぼる しこくをてらすなり のちにはちにはいる のりをうしなうなり。
「地火明夷 上爻」は吉凶などの分かりやすい評価は書いていません。「陰位に陰」で位は正しく「三爻」に応じています。
でも、隣と比してないんだね。
「五爻」と比してません、「五爻」の「箕子(きし)」は「地火明夷」の時には適した生き方でした。しかし「紂王(ちゅうおう)」を倒したのは周の人であって「箕子」ではありません。
耐えていたら、関係ない人たちが「紂王」の「殷」を倒したんだね。
そしてそれを爻辞では「明らかならずして暗し、初め天に昇り、後に地に入る」と言っています。
愚かだと最初はよくても続かないって意味かな。
象伝でも同じようなことを言っていますね。初めは四国を照らすほどでも、ルールを失ったら地に落ちていく、ということです。
「殷」も最初は良かったけど最後は滅びたんだね。
「周」は勝ちましたが「周」も後に滅びたことを忘れてはいけません。
そういうことか、人生も同じことなんだね。応じた「三爻」ではしっかり時期を待って焦らず努力したから「上爻」で愚かなものは倒されたけど、それは倒した側も同じことなんだ。
