
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「地火明夷 象伝」です。

卦辞は「明夷 利艱貞」めいい かんていによろし。めいい りかんてい とも読みます。
象伝では「象曰 明入地中 明夷 君子以蒞眾 用晦而明」しょういわく めいちちゅうにいるはめいいなり くんしもってしゅうにのぞむに くらきをもちいてしかもあきらかなり。
「地火明夷」は上卦が「坤――地」下卦が「離――火・明るさ・太陽」の構造です。
「太陽」が地の下に隠れちゃってるんだね。
そうかもしれませんが賢さでもあります。自分の気持ちを出さないことで守る、むやみに出さないという賢さ、大人の態度という意味もあります。
ただ、出したい!と思うからこそ苦しい、悲しい、と思うこともあるでしょう。
なるほど、易の場合、単純に良い卦とか悪い卦とかそういう話じゃないんだね。
だからこそ、象伝では「地火明夷」を君子の民衆に対する態度という意味で解説しているのです。
大切なことを守りながらも、隠すという選択肢も取れるんだね。
能ある鷹は爪隠すって感じだね。
そして当然、自分の気持ちを出せない苦しさ、も意味することを忘れてはいけません。そして「坤」「離」の組み合わせですから、これから日が昇る、というイメージを読み取ることも出来ます。
なるほどね。
