
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「天地否 象伝」です。

卦辞は「否之匪人 不利君子貞 大往小来」ひはこれひとにあらず くんしのていによろしからず だいゆきしょうきたる。
象伝では「象曰 天地不交 否 君子以儉德辟難 不可榮以祿」しょういわく てんちまじわざるはひ くんしもってとくをつつましくしなんをさく さかえしむるにろくをもってすべからず。
天地が交わらないのが否である、こんな時には君子はつつましくすることで難を避ける、高いお給料や栄誉にに向かうことを目的とすべきではない。と言うようなことです。
「天地否」は大変なイメージだね。
そうですね、塞がって上手く行かないイメージとも言えますが、自分をしっかり高める時期とも言えます。
しっかり成長するための時期、成功や結果ばかりを求める時期じゃない、ってことなんだね。
そういうことです、簡単な善悪で考えるべきではありません。





