今回は天府之土(てんぷのど)です。
天の恵みのある豊かな土地、ということです。
要するに儲かる土地、ってことだ、いいね。
この言葉は「三国志」の諸葛亮(しょかつりょう)伝、の言葉です。
正史の「三国志」か。有名な軍師、孔明(こうめい)の所に出てるんだ。
孔明はにわとりさんのように忠誠心に厚く、頭が良いから好きよ。
孔明が劉備(りゅうび)に、天下三分の計を説くシーンの言葉です。
ああ、孔明が劉備に「益州はいいよ、漢の劉邦(りゅうほう)も益州をとって天下を取ったんだし、」って言った時か。
ちょっと、雰囲気は違いますがそんな感じのシーンです。
でも、同じような意味の言葉が「戦国策」にも出ています。
地勢形便、此所謂天府、天下之雄國也 とあります。
おお、ほとんど同じだね。
ですから出典が「戦国策」となっている資料もあります。
出典は「三国志」でした。