
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「天風姤 象伝」です。

卦辞は「女壯 勿用取女」じょさかんなり じょをめとるにもちいるなかれ。
象伝です「象曰 天下有風 姤 后以施命誥四方」しょういわく てんのしたにかぜあるは こうなり きみもってめいをほどこししほうにつぐ。
「天風姤」って分かりにくいよね。なんだかどうしようもない女、みたいなイメージもあるでしょ。
でも「象伝」は急にカッコよいじゃん?
「象伝」は天(乾)の下に風(巽)がある、その風は四方に広がり、それに遇わない者はない、上に立つものはそのように命令する。
全然違うじゃん。
「女壯 勿用取女」じょさかんなり じょをめとるにもちいるなかれ。は、強すぎる女、という意味もありますし、使命に向かう者という意味でもあります。
六線形を見れば、最初は与えられた使命に向かい、それを自分の意志として生きる、という読み方も出来ます。
強すぎて思い通りにならない女性ということか。
そして使命の向かう者ともいえます。ただ、下から読んでも結果を望み、そこに執着し続ける者とも読めます。
后以施命誥四方 きみもってめいをほどこししほうにつぐ。という言葉の「后もって」は后、君、天子ということですから、象徴的には「無意識」ということになります。
強い気持ちで影響を与える意味では同じような意味なのか。
そういうことです。
そして「互卦」は「天風姤」の「二・三・四爻」を下互卦、「三・四・五爻」を上互卦とし、合成すれば「互卦」が出ます。「天風姤」の「互卦」は「乾為天」です。
「天風姤」の内部骨格には「乾為天」の自分の気持ちに従う強い気持ちのイメージがあるんだね。

下互卦

上互卦

合わせると「乾為天」になります。「天風姤」の中には「乾為天」が入っているわけです。
なるほどね。
ただ、実際に恋愛などを占うと、強い思い通りにならない女、という読み方が良いことは多々あります。
