今回は天馬行空(てんばこうくう)です。
何者にもとらわれず、自由な着想、発想、行動をすること。
てんま、とも読むよね。
そうですね、読みます。
天馬ってなによ、いかにも自由に空飛びそうだけど、にわとりさんは、だまされませんよ。馬は飛べませんから。
想像上の馬なんです、西洋なら、ペガサスです、中国なら、天帝の乗る、翼の生えた空とぶ馬です。この言葉は中国の言葉ですから、後者ですね。優れた馬をそう呼ぶこともあります。
なんでみんな馬を飛ばせたがるんでしょうね、鳥に乗ればいいじゃん。鳥なら、ああ、もう少し大きければ乗れるな、って気がするけど、馬ですよ。
馬はめちゃめちゃ頭いいですから、馬なら、もし飛べても信頼できますから、鳥はちょっと、怖くないですか。あと、鳥は体重がめちゃくちゃ軽いから飛べるだけですから。
あー、馬は頭大きいもんな、たしかに、信頼度は理解出来るわ。
天馬、と言う言葉は「史記」に乗っていますが、この言葉は、後の詩人の言葉です。
出典は、劉廷振の詩でした。