今回は奔南狩北(ほんなんしゅほく)です。
天子(皇帝)が避難することです。
皇帝が逃げる、ってことを「奔南狩北(ほんなんしゅほく)」って言うんだ。
皇帝に「逃げ出した」って言えないから「狩りに行く」って言うんです。
あ、逃げる時にね。
でも、逃げる時ってもう王朝がダメなんじゃない?
そんなこと無いですよ、唐だって、玄宗皇帝の時に逃げましたが、当分続きましたからね。
あ、そうか、楊貴妃のいたころの「安史の乱」か、確かに。
出典は鄭思肖(ていししょう)の詩「春日偶成五絶」でした。