かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

宥坐之器(ゆうざのき)

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f:id:KAERUSAN:20210105140255g:plain 今回は宥坐之器(ゆうざのき)です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140300g:plain 自分を戒めるためにそばに置くもののことです。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140203g:plain そんなものないけど、どういうこと?

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain この話は「荀子」に出ている話で孔子のお話です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 孔子の一行が桓公のお墓に行ったときに、傾いた器が置いてありました、それを墓守の人に問うと、「これは宥坐之器(ゆうざのき)です。」と答えました。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain その器に水をある程度入れると安定するけれどもたくさん入れると必ず傾いてしまう器でした。そして空にしても傾いてしまいます。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140230g:plain 人生はほどほどが良い、という戒めなんだね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140223g:plain そういうことです。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140232g:plain でも、そんな器役に立たないから要らないや。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140311g:plain 戒めですし。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain 出典は「荀子」でした。