今回は宥坐之器(ゆうざのき)です。
自分を戒めるためにそばに置くもののことです。
そんなものないけど、どういうこと?
この話は「荀子」に出ている話で孔子のお話です。
孔子の一行が桓公のお墓に行ったときに、傾いた器が置いてありました、それを墓守の人に問うと、「これは宥坐之器(ゆうざのき)です。」と答えました。
その器に水をある程度入れると安定するけれどもたくさん入れると必ず傾いてしまう器でした。そして空にしても傾いてしまいます。
人生はほどほどが良い、という戒めなんだね。
そういうことです。
でも、そんな器役に立たないから要らないや。
戒めですし。