今回は屋梁落月(おくりょうらくげつ)です。
友人を心配する気持ちを表した言葉です。
えー、屋梁落月(おくりょうらくげつ)だけで、友人を心配してるの?
落ちる月が梁(はり)を照らしてる、的な意味でしょ?
そうです、でも、友人を心配する詩の一部なんです。
あ、そうなんだ。
詩人の李白(りはく)が流罪になったのを心配する杜甫(とほ)が歌った詩です。
夢に出てきた李白(りはく)を心配した杜甫(とほ)が書いた詩で、簡単に言うと、
君は遠くにいるはずなのに、どうやってここに来たんだろう、
月明かりが梁を照らしているが、まさに君の顔を照らしているようだ、
って感じの詩です。
かえるさんは詩の才能が無いから全く伝わらないけど、とにかく友人を思う詩なんだね。
そうです。
出典は杜甫(とほ)の詩で「夢李白」でした。