
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「山地剥 五爻 象伝」です。

五爻は「貫魚 以宮人寵 无不利」うおをつらぬく きゅうじんのちょうをもってす よろしからざるなし。
象伝では「象曰 以宮人寵 終无尤也」しょういわく きゅうじんのちょうをもってすとは ついにとがめなきなり。
「山地剥」は下の「初爻」から「五爻」まで「陰」で繋がっています、そのイメージが「以宮人寵」「きゅうじんのちょうをもってす」は、その意味です。
その連なる、魚のようなイメージが宮廷の官女のようだ、と言っていていてそれが最後には咎めなきなり、なんだね。
そうです、「五爻」は「正后」のようなもので、官女の筆頭とも言えます、そのようなものがことを行うなら何事も宜しかろう、と言うことです。
「四爻」と比していませんし、「二爻」とも応じていません、さらに「位も陽位に陰」で不正です。
だめじゃん。
しかし「上爻」に比しています。「上爻」では「碩果不食 君子得輿 小人剝廬」せきかくらわれず くんしよをえ しょうじんろをはくす、要するに道が決まります。そうなるしかないので、「尤(とが)」は消えるのです。
いつもは「咎」って書くよね。
そうですね、「尤」は人のかかとを描いた象形文字で、足を引きずる、歩き方がおかしい、などの意味になり、目立った欠点、などの意味になっていきました、そこから「咎」の意味を持つようになりました。
それで自らの行いがおかしい人は「上爻」で「小人剝廬」しょうじんろをはくす、な訳だ。
そうです、そして「君子得輿」くんしよをえ、とは言っていますが、結局は当初の目的である「碩果不食」ようするに苦労して実った果実は食べられず、なのですが、新しい使命をえるのです。
「君子得輿」はそういう意味なんだね。
「五爻」はその手前のイメージなんだね。でもしっかりした「五爻」がやれば「尤」は消えるわけだ。





