今回は思索生知(しさくせいち)です。
論理的に筋を通してよく考えることで良い考えが浮かんでくる、ということです。
考えるな、感じろ。
いや、それを今、言わないでくださいよ。
要するに、自分勝手な考えや、短絡的な考え方ではものごとは進みませんから、よく考えることが大切だということです。
そして、考えすぎ、も論理的に筋道を通せば取り除けます。
え、そうなの?
どんなに考えても納得行かないのは、感覚的な悩みや、感情的な悩みが多いです、そういう意味では論理的に問題を乗り越えているのにスッキリしない、となります。
なるほどね。
その場合、スッキリを求めるせいで良い選択肢にたどり着いても納得行かないわけです。
良いアイデア=スッキリするわけじゃない、ってことか。
こうやって人間の考え方の仕組みなどを論理的に組み立てて行けばムダに悩み苦しまなくて良い、とも言えますね。
そうか、いくら考えても答えが出ないのは「答えが出た気がしない」ということの可能性もあるんだ。
筋道を立てて良く考えることです。正解を通り過ぎているかもしれないですよ。
出典は「管子」でした。
「管子」にこんなこと書いてあるの?
書いてないですよ、単なる例えです。「思索生知(しさくせいち)」は、きちんと考えることの大切さを言った言葉です。