今回は恐々謹言(きょうきょうきんげん)です。
恐れながら謹んで申し上げます、と言う意味で手紙の最後に敬意を込めて書きます。
手紙の最後に書くシリーズの四字熟語だな。
実際は、そこまで、かしこまるほどの身分差はもう無いと思うのよ、昔の言葉なんでしょ?
そうですね、昔は手紙自体そうそう書きませんからね、恐々謹言(きょうきょうきんげん)なら、中世なら、お役人の不正を更に偉い人に訴えたり、不作による年貢の減免などをお願いする時に「謹申上候」などと書き出して、文章の最後に「恐々謹言(きょうきょうきんげん)」と書いたりします。
ただ、後に武家政権などで訴訟文書などの形式が整うと使われなくなり、一般の人が、普通に使うようになったのです。
じゃあ、今なら会社の上司とかに書いてもいいんだ。
でも、唯一出していた年賀状さえも、もう出さなくなっちゃって書くところないや。
時代が変わっていくのを感じますね。
出典はわかりません。