かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

悪木盗泉(あくぼくとうせん)

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f:id:KAERUSAN:20170807172737g:plain 今回は悪木盗泉(あくぼくとうせん)です。

 

f:id:KAERUSAN:20170807172737g:plain どんな時でも、悪いことはしない、悪いものには近づかない、怪しまれることはしない、と言うことです。

 

f:id:KAERUSAN:20170807165752g:plain まあ、そうありたいですな。それにしても、「悪木」?「盗泉」?

 

f:id:KAERUSAN:20170807170917g:plain 「悪木」は、トゲや臭いにおいのする、困った木、「盗泉」は、そういう名前の泉、と言うことですが本当にあるのかは怪しいです。

 

f:id:KAERUSAN:20170807154808g:plain で、その「悪木」「盗泉」がどうしたって言うの?

 

f:id:KAERUSAN:20170807165928g:plain 疲れていても「悪木」で休まず、「盗泉」という汚らわしい名前の水を飲むことはしない、と言うことです。

 

f:id:KAERUSAN:20170807154808g:plain 「悪木」は、休みたくても休みにくいじゃん、「盗泉」って、名前だけでそんな贅沢を旅先で言うなんて、水分不足は、命に関わるよ。熱中症や熱疲労で死ぬよ。おぼっちゃんだな。

 

f:id:KAERUSAN:20170807170608g:plain まあ、サバイバル的にはそうですが、悪いことはしないのは、もちろん、近づいてもだめだ、と言うことが言いたいだけなんです、悪気はないんです。悪に近づかない志を言った言葉なんです。

 

f:id:KAERUSAN:20171104232936g:plain こんな極端なことを言うのは、孔子だな。と思ったら、出典は「猛虎行」と言う詩なのね。

 

f:id:KAERUSAN:20170811000444g:plain いや、これは結局、孔子の話で、盗泉の方のエピソードは孔子だそうです。

 

f:id:KAERUSAN:20170807170917g:plain 猛虎行と言う詩の一部から「悪木盗泉」はでているそうです。

 

f:id:KAERUSAN:20170807170509g:plain 孔子は人には厳しいな、その点、ちょっと親しみわくけどね。人には、塩分や脂肪分が多いと注意しておいて、自分は夜に菓子パンを食べる、にわとりさんとしては。

 

f:id:KAERUSAN:20170807170213g:plain 人のは良くないこと、自分のはパンクな生き様な気がするのよ。

 

f:id:KAERUSAN:20170807172737g:plain 出典は陸機の詩「猛虎行」でした。