今回は指鹿爲馬(しろくいば)です。
間違いを力づくで押し通すこと、力を示すためにわざと間違いを押し通すことです。
どういうこと?
始皇帝の次の皇帝のときに権力を持った部下である趙高(ちょうこう)が皇帝である胡亥(こがい)に馬です、と言って鹿を献上しました。
それは気づくよね。
もちろん皇帝である胡亥(こがい)は気づきましたが、趙高(ちょうこう)が周囲のものに尋ねると、多くのものが「鹿です」と答えました。
趙高(ちょうこう)の方を恐れたんだね。
そう言うことです。
正しくなくても力がある人の言うことが正しいんだね。
今も昔も変わりませんね。
出典は「史記」でした。