今回は政党要件(せいとうようけん)です。
公職選挙法、政治資金規正法、政党助成法、などで規定された、「政党」に必要な要件のことで、国会議員が5人以上、または、直近の衆議院選挙、参議院選挙で有効投票の2%以上であることです。
ええ、すごくちっちゃい政党ってないの?
2%以下だったら「政治団体」ですよ。
何が違うの?
政党だと政党交付金がもらえます。
あ、そりゃ、大きいね!
ねぇねぇ、いくらもらえるの、
国民1人当たり年間250円で、総額320億円くらいですね。これを分配します。
その320億円を議員数と得票数に半分づつ、議員数=A、得票数=Bに分けます。
そしてBの得票数は衆議院の小選挙区(a)、比例(b)。参議院の小選挙区(c)、比例(d)の4つに分けられます。そして、A+B(abcdの合計)がその政党の政党交付金になります。
そして、4月、7月、10月、12月の年4回に分けて交付されます。
2%無くって、途中で国会議員が足らなくなったらどうなっちゃうの?
「政党」であった期間に応じてもらえます。
しかも「政党」になれば「諸派」ではなく、マスコミなどでも政党の名前で報じられますよ。
へぇ。でも、にわとりさんも250円払ってるのか。