今回は政高党低(せいこうとうてい)です。
内閣、行政機関の力が強く、与党の力が弱い状態です。
「政」だから、政府じゃないの?
そうですね、でも政府だと統治機構そのもの、行政、司法、立法と言う意味もあります、ただ「政府」は内閣と行政を意味する使い方もされますので、それを知っていれば「政府」と思って構いません。
でも、与党が無ければ、内閣は作れないでしょ?内閣総理大臣にもなれない。なんで政府が強くなっちゃうの?
政治家の仕事は選挙です。選挙に勝てなければ始まりません、党の政治家は選挙の時に公認をもらえなかったら大変ですから、人気のある内閣には逆らえません。そして内閣に人気があれば、その追い風だけで選挙に有利ですから、内閣に逆らうより、なにしろ従うのは当たり前なんです。
じゃあ、内閣に人気が無ければ?
そんな状態で選挙をするのは大変ですから、むしろ内閣を批判して、自分はこの不人気内閣とは違うぞ!と言うアピールが始まりますから、内閣は倒れる方向に行くでしょう。
野党が、集まったり分かれたりするのは?
野党に居ても、行政の仕事はありませんから、役職も無ければ大臣になることも無いわけですから、とにかく選挙で勝てそうな所を目指すので、節操が無いようですが、あっちへこっちへと動き回るのは仕方ないですね。
この言葉は、気圧配置の西高東低(せいこうとうてい)をもじった言葉だと言われています。
出典は判りません。