今回は是耶非耶(ぜかひか)です。
善悪の判断を下すこと、その迷いを意味する言葉です。
この言葉は「史記」の「所謂天道 是邪非邪」が出典です。
天の道、天の行いは正しいというけれども、実際には悪人が良い思いをし、善人が苦しんでいるのではないだろうか?というような迷い、疑問を言った言葉です。
へー。
所で「是耶非耶」でしょ?「史記」では「是邪非邪」なんでしょ?
「耶」は疑問、反語を表す助字で「ヤ」「か」などと読みます。
で、是か非か、ってことか。
良いことをしていても大変なことは起こるし、悪い人が安泰なのも実際にはあるよね。
結果だけではなく、やましいことがあると心の底から晴れ渡る気持ちにはならないですよ。
なるほどねぇ、判るけど釈然としない。
出典は「史記」でした。