今回は暗箭傷人(あんせんしょうじん)です。
こっそりと人をおとしいれたり、悪口を言うことです。
暗箭(あんせん)?
暗い所で矢を射る、と言うことです。
うん、卑怯だ、なるほど。
同じ意味で、「暗箭中人(あんせんちゅうじん)」と言う言葉があります、中国ではこちらも良く使われます。
「中」は当たる、ってことか。
その言葉の出典は「迩言(じげん)」です。しかし中国の資料では多くが暗箭傷人(あんせんしょうじん)の出典も「迩言(じげん)」となっています。
まあ、同じ意味ですからね。
「暗箭傷人(あんせんしょうじん)」は「鏡花縁(きょうかえん)」と言う中国の清の時代で、お話で使われていますが、出典である、と言う確信は得られませんでした。
どうして見つけられないの?!
中国では「暗箭傷人(あんせんしょうじん)」の出典は「迩言(じげん)」ってみんな書いてあるんですよ。例文、「鏡花縁(きょうかえん)」ってなってるんです。
だって、「迩言(じげん)」は、「暗箭中人(あんせんちゅうじん)」って言ってたじゃん。
それでも、出典になってるんです。
出典って難しいね。
定義が難しいんですよ。人によって違うんです。完全に定義すると「間違い」と言う資料が続出しますよ。