今回は桂園時代(けいえんじだい)です。
1901年から1913年の明治末から大正初期に続いた、桂太郎と西園寺公望(きんもち)が内閣を交互に担当した時代のことです。
日露戦争のころと、その後ですね、衆議院議員総選挙が第10回、第11回と2期連続任期満了で行われたのは日本ではこの時だけです。
桂さんは藩閥の人、西園寺さんは立憲政友会の政党の人、それが交互だったのに安定してたんだね。
この時代に初代総理大臣の伊藤博文や、山県有朋などの元老と呼ばれ、表舞台からは退きました。
10代目までは、伊藤、山県、松方ばっかりだったけど、11代目の桂太郎内閣からは、急に伊藤さんとかは、総理にならないね、そのころから元老なんだ。
伊藤、黒田、三条、山県、松方、伊藤、松方、伊藤、大隈、山県、伊藤ですね。
アレ?最後の伊藤さん、11代目?
三人目の三条さんが、暫定なんですよ。2代目の黒田さんが総辞職をしようとしましたが、黒田さんの辞表のみ受理されて、内大臣の三条実美(さねとみ)が総理大臣を兼任しました。
三代目は普通、山県さんで良いんだよね。
そう覚えてください。
どんな時代だったの?
日英同盟、日露戦争と鉄道がたくさんしかれ重工業が発達しました。政権のたらいまわしと言われ立憲政治として批判もありましたが、軍拡問題で桂と西園寺が対立し、桂園時代(けいえんじだい)は終了しました。